「あれはミズクラゲだ」
「きれいだな…」
承太郎に誘われた水族館で、水槽の中を覗き込む。
照明を浴びたクラゲは、美しく水中を揺蕩っていた。
はぐれるんじゃねえぜ、と承太郎がぼくの手を握る。
緊張しているのか、じっとりと汗ばんで体温の高い掌に、ぼくは胸が高鳴った。
「承太郎…」
すき、と彼だけに聞こえるように小さく呟くと、承太郎が恥ずかしそうに帽子の鍔を引き下げる。
ぼくは少し赤らんだ彼の頬に、愛しいという感情を覚えると同時に、腹の奥が確かな快楽を求めてきゅうと疼くのを感じた。
早く…早くペニスを入れてほしい…
「ん…ん…♡」
ベッドのふちに腰掛ける承太郎さんの脚の間に座り、ぼくはこれからぼくを犯してくれるペニスに舌を這わせていた。
承太郎さんは紫炎を燻らせながら、ふーっと大きく息を吐いた。
「それで、そのガキとはどこまでいったんだ?」
「あ、手を繋いで…それで、キ、キスをしました…」
えっちはまだしていません、と媚びるように上目遣いで見上げれば、承太郎さんが楽しそうに笑った。
「それで我慢できなくなって、おれのところに来たわけだ」
淫乱なやつ、と承太郎さんは灰皿に煙草を押し付けると、ぼくの一房長い前髪を引っ張り上げた。
「しゃぶるのはもういいぜ…さっさとケツ向けな」
「はい…♡」
ぼくは期待に胸を高鳴らせながら、ベッドの上に移動すると自ら尻たぶを割り開いた。
承太郎さんの視線が、ぼくのアナルに集中するのがわかる。
「承太郎さんの、でかちんぽいれてほしくて、おしりおまんこ準備してきました…♡」
お願いします、と尻を振ると承太郎さんの指がアナルに入ってきて、くぱぁと拡げられる。
望んだ衝撃が来なくて、ぼくは後ろを振り向いて媚びた。
「あ、あの…おちんぽ、ぼくのいやらしいケツまんこに恵んでください…」
承太郎さんはしげしげとぼくの尻を確認しながら、本当に彼氏とはヤってねえんだなと笑った。
「別にいいんだぜ…彼氏とヤっても…どうせお前は、満足できねえだろうからな…」
にゅぽ、と承太郎さんはアナルから指を引き抜くと、なんの前触れもなく奥までペニスを捩じ込んできた。
「んおおっ♡」
みちみちっと長大なペニスがぼくの中を割り開いていく。
亀頭に結腸の入り口を犯されて、ぼくは汚らしく喘いだ。
「おっ♡おっ♡んおっ♡」
「オラ、ケツ締めなっ」
パンパン、と激しいピストンに加えて、承太郎さんが大きな掌で尻を叩く。
ばちん、という大きな音にぎゅうとアナルを締め上げると、背後で楽しそうに承太郎さんが笑うのがわかる。
「んああっ♡ちんぽっ♡すごぉい♡きもち、きもちいいっ♡」
腰を掴まれて、容赦なく突き上げられる。
奥の奥まで犯されて、ぼくは歓喜の声をあげた。
「おおぉっ♡おっ♡お〜〜〜っ♡」
尻の肉が変形するほど、激しく腰を打ちつけられる。
承太郎さんの太くて、長くて、カリが出っ張った最強のペニスが、ぼくの身体の中を余すところなく犯していく。
「あ〜〜っ♡じょうたろうさんのぉっ♡ちんぽっ♡ぼくのなか、きてるっ♡」
気持ちいい、気持ちよくてもう何も考えられない。
ぼくは尻だけを高くあげ、枕に縋り付きながら、ただ犯されるだけの穴になる。
「ああっ♡イクッ♡もうイクッ♡あ〜〜〜っ♡」
びゅるる、とベッドに放逐しても、承太郎さんは許してくれない。
ばすん、ばすん、と強烈なピストンを繰り返し、痙攣するぼくのアナルに大量の精液をぶちまけた。
「〜〜〜っ♡」
「ふーっ…」
ぐりぐり、と精液を塗り込めるように腰を動かした承太郎さんは、無慈悲にもぼくの身体をひっくり返すと、間髪入れずに全体重をかけてペニスを突き刺した。
「ひああっ♡」
「おい、まだへばるんじゃあねーぜ」
硬度を失わないペニスにガンガン尻を掘られて、ぼくはなりふり構わず喘いだ。
「おほぉぉっ♡しゅごい♡なまちんぽっ♡きもちいいっ♡」
「オラ、だれがおめーを立派な雌にしてやったんだ?」
「ああっ♡じょうたろうさんっ♡じょうたろうさんが、ぼくをどすけべケツまんこにしてくれたんですっ♡」
「そうだな…」
どこに出して欲しいか言ってみな、と問われて、ぼくは必死に尻を振った。
「なかっ♡なかに、せーしくださぁい♡」
承太郎さんの精子、腹の奥にたっぷり出して欲しい。
溺れるほどに何度も、中に出して、擦り付けて、種付けしほしい。
「じょうたろうさんっ♡すきっ♡こうびすきっ♡もっといやらしいぼくをっ♡いっぱいしつけてくださいっ♡」
「はっ…」
かわいいやつ、とキスされて目の前がチカチカする。
上も下もぐちゃぐちゃになって、承太郎さんと混ざり合って気持ちいい。
ぼくはただのペニスを埋めるだけの肉の筒になる。
思考を放棄するのは気持ちいい。
「オラッ、中に出してやるから、ちゃんと孕めよっ」
「んおおっ♡」
思いっきり奥までペニスを突っ込まれ、びゅるる、と中に種付けされる。
ぼくは幸福感に酔いしれて、ベッドに全体重を預けながらも、承太郎とした小鳥が啄むような、純情なキスをなぜか思い出していた。