注意!
3部バッドエンド捏造。救いはないです。
DIO様が承花を飼っている話。花京院には肉の芽が埋まっています。
DIO花をにおわせる描写もあります。
読む人を選ぶ話だと思いますので、気を付けてください。
あと、レウコクロリディウムは本当に気持ちの悪い寄生虫です。検索すると悲しい気持ちになります。
レウコクロリディウムの動画は本当にグロテスクなので、ご飯時に見るのはお勧めしません。
大丈夫そうでしたらどうぞ。
闇の帝王がうっそりと笑い、薄暗い室内で、ルビーを嵌め込んだような瞳がきらりと光った。
「承太郎、レウコクロリディウムという寄生虫を知っているか?」
DIOはそう言ってから返事も待たずに、彼の傍らに座り込んでいる赤毛の少年に何事かを囁いた。
するとゆっくりと少年が立ち上がり、鎖に繋がれて身動きのとれない承太郎の方へと向かってくる。
ぺたぺたと裸足の足が床を踏む音が不気味に響いた。
すらりとしなやかな牡鹿のような手足の少年、花京院典明は、ぼんやりと濁った瞳を承太郎の方へと向けた。
花京院の額には、蛸のような奇怪な生き物が埋め込まれ、それは粘着質な音をたてながら絶えず蠢いている。
それを見て、四肢を拘束され、猿轡を咬まされた承太郎は荒い息を吐きながらDIOを睨んだ。
射抜くようなその視線にも、DIOは笑みを崩さぬまま、深紅の重厚な椅子に身を沈める。
「その寄生虫はなあ、承太郎。まずカタツムリに取り付いて体内で孵化すると、触角の方へと進んでいく」
パチン、とDIOが指を鳴らすと花京院は弾かれたようにびくりと体を強張らせたあと、肩に羽織っただけであった学生服を床に落とした。
ほどよく筋肉がつき、それでいて綺麗に骨の浮いた裸体があらわになる。
「するとカタツムリの触角を、まるで芋虫のように変化させるのだ。そしてカタツムリの脳をコントロールすると、日の照った目立つ場所へ行くように体を操る。本当の宿主である、鳥に食われるようにな」
なあ承太郎、とDIOは続ける。
「なぜ私が、花京院を最初の刺客にしたかわかるか?それはやつに肉の芽を植えれば、私の本当の狙いであるお前を、ちゃあんとエジプトまで連れてくると考えたからだ」
承太郎は目の前の光景が信じられなかった。むせかえるような薔薇の香りの中で、花京院が承太郎の性器を口に含もうとしていた。
「花京院、あわれなカタツムリ。その身を犠牲にして、鳥を呼んできた」
くく、とDIOが笑う。
焦点の曖昧な瞳のまま、花京院は苦しげに承太郎のペニスを頬張った。
このような異常な環境の中でも、承太郎のペニスは柔らかく濡れた花京院の粘膜に擦られて、反応を返した。
快楽に抗おうとすればするほど、ぴちゃぴちゃとした水音が耳につき、花京院の髪が腿を掠めるだけの弱い刺激に肌が粟立つ。
「承太郎、お前と花京院は旅の間、恋仲だったのだろう?私が仕込んでやった体は悦かったか?」
ん?とDIOは愉快そうに目を細めた。承太郎はいよいよ殺気をあらわにし、飛びかからんばかりの怒気を放ったが、鎖が軋んだ音をたてるだけで、それはますますDIOを喜ばせた。
「花京院、承太郎が可哀想だろう、そろそろいれてやれ」
「はい、DIO様」
ぷは、と花京院が口を離すと、硬く反り返ったペニスがこぼれた。
赤黒く血管を浮かせたそれは、自身から溢れた粘液と、花京院の唾液によって淫靡にてらてらと光る。
花京院が腹の上に乗り上げようとすると、承太郎は抵抗を強めた。
しかし、膝を折り曲げられ、短い鎖で足首と手首を繋げられた彼にはどうすることもできなかった。
「こら、大人しくしろ」
承太郎が暴れるせいで、上手く狙いを定めることができない花京院は、苛立ったように承太郎の性器を強く握った。
その痛みに、承太郎が低く呻いて体を強張らせる。
屠殺される家畜のような、絶望に染まった顔の承太郎に構うことなく、花京院は興奮のためにうっすらと桃色を帯びた体をゆっくりと沈めた。
「ふっ…ん、んう、うああっ」
ずぷぷという音と共に、承太郎の自身が花京院に飲み込まれていく。
小刻みに体を震わせながら、熱っぽいため息をつく花京院の姿は、壮絶な美しさがあった。
承太郎は口枷の隙間からくぐもった呻きを漏らして、快楽を逃がそうとしたが無駄な努力に終わった。
複雑にうねる粘膜に包まれて、快楽の波が全身に打ち寄せる。
花京院の方も余裕などなく、せりあげる嬌声を押さえようと、口に手を当てて耐えていた。
「ひっ…、ん、んんっ…」
顔を真っ赤にしながら、花京院はなんとか腰を振ろうとするが、力が入らないのか緩慢な動きを繰り返すだけだった。
「花京院、私を失望させるな。もっと腰をいれて淫らに振る舞え」
DIOが不満げにコツコツ、と長い爪で椅子の肘掛けを叩くと、花京院は小さく申し訳ありませんと答えた。
はあ、と吐息を漏らして花京院は承太郎の腹筋に手を付いた。
体重を前にかけるようにして、ゆるゆると腰を使いだす。
「ふ…う、くぅ…はあ…あっ、ああっ」
承太郎の性器が体の内側を擦るたびに生まれる熱に、花京院はうろたえた。
自分を構成する骨組が、ゆるんでバラバラになってしまう。主人の命令に従って、ただ目の前の男と交わっているだけなのに、なぜか花京院の瞳からはぽろぽろと涙があふれた。
もどかしく、狂おしい情熱に煽られて、じっとしていられない。
堪らず体をよじり、本能に任せて叫びをあげる。閉じた瞼の裏で光が明滅し、思わず体がのけぞった。
「いいのか?花京院」
ずっと近くで聞こえた声に、花京院ははっとした。
いつの間にか目の前に主人がしゃがみこんでおり、楽しそうに唇をゆがめている。
その血のような赤い瞳に、淫蕩にとろけた花京院が映りこんでいる。
「ふあ、は、はい…DIOさ、ま…」
ぎゅうぎゅうと体内のペニスを締めあげながら、なんとかそう言うと、花京院の体の下で承太郎が呻く。
DIOはそうか、と満足げに呟くと承太郎の口枷をとってやった。
がちり、と指を噛まれそうになっても、そのにやりとした笑みは崩れない。
「よかったなあ、承太郎。お前も嬉しいだろう?」
「ふざっ、けるな、絶対に、ぶち殺してやる…!」
ふーっと獣のような息を吐きながら、承太郎は吠えた。
図らずも下から突き上げるような刺激が襲い、花京院が悲鳴を上げる。
DIOは瞳をまるで三日月のように細めて、口角を吊り上げた。
「それは楽しみだなあ、承太郎。このDIOが飽きるまで、花京院と一緒に飼ってやる」
せいぜい、楽しむことだなと去り際に呟いて、DIOは部屋を後にした。
後には、ただ脳を侵された蝸牛と、羽根をむしられた鳥が残されただけだった。
おわり
以下どうでもいい考察(ネタバレ)
肉の芽をうえて人を操るというのが、レウコそっくりだなあと思ったのが始まりでした。
DIO様が花京院を最初の刺客にしたのに何か意味があるんじゃないかと考えると、承太郎と年齢も近いし、DIO様がエジプトにいるということを知ってしまっている彼を差し向けるというのは、承太郎をおびき寄せる罠だったのかなあ…と思うと、妄想がとまらなくなり、このような暗い話になりました。
中身のないエロばっか書いてますが、たまにこういうのを投下するので、どうもすみません。