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※サラブレッド承花の話。
何を言っているかわからねーと思いますが、承花が馬です。
花京院はふたなりです。
ジョウタロウ一頭にカキョウインハーレム状態。
黒毛のジョウタロウ×鹿毛のカキョウイン(経産婦)、黒毛のジョウタロウ×栗毛のカキョウイン(子馬もち)、黒毛のジョウタロウ×芦毛のカキョウイン(処女)。
何でも許せる方向け。
 

北海道N郡N町は人口6000人程度の町であるが、日本有数の馬産地として栄えている。町の花はツツジ、特産品はピーマンで、北部は山岳地帯、南部は太平洋に面し、多くの競走馬がこの地から輩出された。

 

ここ承花ファームもこの町に多数存在する、サラブレッドを育成する牧場の一つで、小規模経営ながらも優秀な血統を受け継いだ名馬を有していた。

 

サラブレッド特有の引き締まった肉体に、長い四肢、つやつやした青毛、緑がかった瞳が印象的なその馬は、名前をジョウタロウといい、4歳までレースで活躍した後に種牡馬となった。

 

愛好家の間で「ジョースターの血統」と呼ばれるこの馬は、気性が荒く種付けに危険が伴うため、「カキョウイン」という特殊な馬とのみ交配することが知られていた。「カキョウイン」は非常に希少な両性具有の馬であり、長距離のレースを主に得意とする。季節は春、今年もサラブレッドの産地は種付けシーズンを迎え大忙しであった。



 

牧場スタッフに手綱を引かれて連れてこられた部屋で、ジョウタロウは嗅ぎ慣れた「カキョウイン」の匂いを感じ取った。鹿毛のカキョウインは、ジョウタロウが初めて交配した相手である。ジョウタロウと同じ年齢のその馬は、既に三頭ほどジョウタロウの子を産んでいた。

 

「やあ、一年ぶりだね」

 

カキョウインはジョウタロウの姿を認めると、広い唇に笑みを浮かべ、蠱惑的に彼を誘った。カキョウインの長いペニスは既に勃起し、ジョウタロウを受け入れる場所は、何度も子を産んだせいでいやらしく縦に割れ、行為への期待でてらてらと濡れている。

 

「ああ、久しぶりだな」

 

また孕ませてやる、とジョウタロウが告げると、カキョウインは嬉しそうにくすくす笑う。蕩けきった牝の香りを振り撒き、カキョウインは早く、とジョウタロウを急かした。

ジョウタロウは発情しきったカキョウインの様子ににやりとし、よく育った健康的な尻に乗りかかると猛った自身をそこに押し当てた。

 

「あ……っ」

 

にゅる、と体内に潜り込んでくる長い性器に、カキョウインは恍惚と体を震わせる。はいってきた、と嬉しそうに呟きながら、カキョウインはジョウタロウが挿入しやすいようにじっとその場に留まり、根元までペニスを受け入れてからようやく、気持ちよさそうに腰をくねらせた。

 

「あ、ああっ、あ、きもち……おく、あたって、あん、あ、ああっ」

 

ジョウタロウにのしかかられ、激しく奥を突かれながら、カキョウインはうっとりと吐息を漏らす。ジョウタロウも一年ぶりに自身を包みこむ、慣れ親しんだやわらかな粘膜に夢中になって腰を打ち付けた。

 

「はあ、っふ、すげえ……」

 

カキョウインのそこは、複雑にうねり、意志を持つようにきゅうきゅうジョウタロウのペニスに吸い付いてくる。三度も子を産んだとは思えない締め付けに、ジョウタロウは興奮で頭がくらくらした。カキョウインとはなんていやらしい生き物なのだろう。ぐりぐり、とペニスの先端で奥をこじ開けるようにしてやると、カキョウインはびくびくと何度も体を痙攣させた。

 

「あっ、あん、あ〰︎〰︎〰︎っ♡らめ、そこ、しゅごい、や、イク、イっちゃう、あ〰︎〰︎〰︎〰︎〰︎♡」

 

ぴゅるる、と勢いよくカキョウインのペニスから放たれた精液が床へ零れ落ちる。カキョウインの精子も卵子と結びつけばきっと優秀な血統を残すのだろうが、人工授精によるサラブレッドの繁殖は認められていないため、牝馬相手に勃起しないカキョウインは、種馬としては失格であった。であるからして、カキョウインはジョウタロウ専用の繁殖牝馬なのである。

 

「……っ」

 

絶頂を迎えたカキョウインの強い締め付けに、ジョウタロウもぶるりと体を震わせると、脈打つ長大なペニスの先端から、とぷとぷとカキョウインの最奥に精液を放った。長い射精はしばらくの間続き、大量の子種は体内に収まりきらず、逆流してぽたぽたとカキョウインの足元を濡らした。

 

「あ……ざーめん、すごい……いっぱい、なかだし、ありがとうございます……♡」

 

ジョウタロウの元気な赤ちゃんいっぱい産みます、とカキョウインは絶頂の余韻に細い脚をガクガク震えさせつつも、自分を孕ませた牡馬に種付けの礼を述べ、この上なくいやらしく、恍惚と微笑んで見せた。ジョウタロウは最後の一滴まで残らずカキョウインの奥に注ぎ込んでやると、愛しい鹿毛のカキョウインにキスをした。

 

「おれの子馬を産んだら、来年もちゃあんとまた種付けされに来いよ」

 

とジョウタロウが言うと、鹿毛のカキョウインはもちろんだよ、と笑った。



 

次に部屋で待っていたのは、ジョウタロウが去年種付けした栗毛のカキョウインだった。このカキョウインは非常におとなしく、争いを好まない性格であったため、オーナーの意向でレースには出さず、乗馬用として大切に育てられてきた。しかし血統が優れているので、ジョウタロウの子馬を産むために去年から繁殖牝馬になったのだ。

 

栗毛のカキョウインは、処女のときとは違って、出産を経たためにまろみを帯びた尻をジョウタロウの方へ向け、じっと動かずにいた。恥ずかしそうに俯いてはいるが、カキョウインの秘所はぐっしょりと濡れ、物欲しげにヒクついている。

 

「カキョウイン」

 

ジョウタロウが欲に掠れた声で呼びかけると、カキョウインはびくりと体を震わせ、小さな声でいれて、と囁いた。去年は処女だったせいか、交尾の時はかなり緊張した様子であったが、今年は随分といやらしくなったものだ、とジョウタロウは感慨深く思った。

 

みずみずしくうまそうな尻に乗りかかり、奥まで一息にペニスを突き立てると、カキョウインが甘い鳴き声をあげる。すると部屋の隅にいた黒い影が暴れ出し、そこでジョウタロウはその影が自分によく似た青毛の子馬であることに気がついた。

 

「ああ、あっ、あんっ、あ、ひっ」

 

控えめに、しかし気持ちよさそうに喘ぐカキョウインの首筋の甘い匂いを嗅ぎながら、ジョウタロウはその子馬が、去年の種付けで産まれた自分の子供であることを理解した。ジョウタロウそっくりの子馬は、母馬が何かひどいことをされていると思っているようで、落ち着きなくそわそわと動き回り、必死に母馬を呼んでいた。

 

「あ、あん、あっ、そこ、すき、もっと……」

 

自分の子馬が目の前にいるというのに、カキョウインは恍惚と体を震わせ、行為に溺れている。ジョウタロウは粘膜同士を擦り合わせる快楽に浸りつつ、この三頭の親子の奇妙な邂逅に、何か運命めいたものを感じていた。

 

きっとまた、このカキョウインの胎の中に自分の種は根付き、春になればあの子馬の弟か妹が生まれるのだろう。激しく腰を打ち付けながら、ジョウタロウはそんなことをぼんやりと考えていた。

 

「あ、じょ、たろ、すき、だいすき……」

 

またきみのこどもほしい、とカキョウインは切なげに漏らし、ジョウタロウのペニスに尻を押し付けて射精をねだる。何度も絶頂を迎え、熟れた果実のようにぐずぐずの粘膜に不規則に締め付けられ、ジョウタロウは自分も限界が近いことを悟った。

 

「ああ、一番、奥で、出すからな……っ」

 

零すなよ、と耳元で囁いて、一際奥まで性器を突き入れ、ジョウタロウはどろどろと熱い精液をカキョウインの中へ出した。カキョウインは声にならない叫びをあげ、ぎゅうぎゅうジョウタロウのペニスを絞り上げて絶頂を迎える。

 

「ひっ〰︎〰︎〰︎〰︎♡」

 

ジョウタロウはびくびく痙攣するカキョウインに構わず、長い射精の間中ずっと容赦無く腰を振り続け、最後の一滴を出しきる頃には、カキョウインは恍惚とした表情で気を失っていた。

 

種付けを終えてずるりとペニスを抜き取ると、すぐに子馬が母馬のもとに駆け寄ってくる。ジョウタロウは自分にそっくりな子馬の姿を、しっかりと緑の目に焼き付けてから、その場を後にした。



 

最後に部屋で待っていたのは、ジョウタロウが初めて会う芦毛のカキョウインであった。

芦毛のカキョウインは血統もよく、脚も速く、そのため地方競馬に留まらず都市部で行われる大規模なレースにたびたび出場し、優秀な成績を収めていた。しかし今後更なる活躍が期待されていた最中、カキョウインは大きなレースに向けて行われていた調教中に小さなケガをした。そのケガは決して命に関わるようなものではなかったが、競走馬生命を断つには十分すぎるものだった。

 

そのためオーナーはカキョウインの競走馬登録を抹消し、かわりに誇り高い優秀な血統を残すことにした。そうしてこの芦毛のカキョウインはついこの間、ジョウタロウ専用の繁殖牝馬になったのだった。

 

「誰だ」

 

ジョウタロウが部屋に入って来ると、芦毛のカキョウインはびくりと体を竦ませたが、ジョウタロウを睨み付けると威嚇するような低い声を出した。カキョウインは確かに発情し、まだ誰にも散らされていない秘所も既に濡れそぼっていて、牡を受け入れる準備は整っていたが、芦毛の元競走馬はジョウタロウを遠ざけようと必死だった。

 

「ぼくは交尾なんかしないし、子馬も産まない。レースに戻るんだ」

 

帰ってくれ、とカキョウインはジョウタロウを蹴るように、後脚を跳ねあげる仕草さえ見せた。ぷんぷんと発情した牝の匂いを振りまき、苦しそうに息を荒げつつも、本能に抗う気の強い交配相手に、ジョウタロウはやれやれとため息をつき、カキョウインの耳にこう囁いてやった。

 

「カキョウイン、お前はな、もうおれの繁殖牝馬になったんだ」

 

お前のその脚のケガじゃあ、レースにはもう出られねえ。出たとしても勝てはしねえ。最後まで走りきれるかどうかさえ、怪しいぜ。そう言うと、みるみるうちにカキョウインの紅色の瞳に涙の膜が張る。

 

「うそ、うそだ」

 

いやだ、と子馬のようにぐずぐずカキョウインは泣いた。この気高い馬は、生まれた時からずっと熾烈なレースを戦い抜いてきた、孤高の競走馬であった。どの馬よりも速く走り、勝つことだけが、このカキョウインの全てだったのだ。

ジョウタロウは生きる意味を見失い、泣きじゃくる彼の気が落ち着くまで辛抱強く待ってやった。随分と小さく見える背中をさすってやりながら、ジョウタロウは芦毛のカキョウインが自分よりずっと若い、今まさに牝として開花しようとしている馬であることに気がついた。

 

「……お前はもうレースには出られねえが、ちゃあんと種付けすれば、お前とおれの子馬がまた活躍するかもしれねえ」

 

おれはレースじゃあ負け知らずだぜ、とじゃれるようにカキョウインの耳を甘く噛むと、ようやく元競走馬は泣くのをやめた。

 

「……ほんとうかい」

 

ああ、と涙の跡をジョウタロウが舐めとると、カキョウインはくすぐったそうに体を震わせた。どうやら少しは心を許してくれたようだ。カキョウインはさっきまでのつれない態度は何処へやら、おずおずと引き締まった小ぶりな尻をこちらへ向ける。ちらりとジョウタロウの様子を伺ったカキョウインは、既に完全に勃起した赤黒いペニスを認めると、恥ずかしそうに顔を赤らめた。

 

「その、さっきはすまなかった……」

 

君の子馬、産ませてくれ、とカキョウインはぼそぼそ呟き、ジョウタロウに腰を擦り付けてきた。ジョウタロウは誘われるまま目の前の軽くしなやかな体にそっと乗りかかると、カキョウインが怖がったり痛がったりしないように、ゆっくりペニスを埋めていく。

 

「あ、ひ……」

 

ずぷぷ、と狭く熱い粘膜を割り開いていくと、芦毛のカキョウインは切なげに首を振った。すると一房長いたてがみがいやらしくゆらゆらと揺れ、ジョウタロウは自分を落ち着かせようと長く息を吐いた。

 

「あ、つい……あ、う、うん……っ」

 

はあはあ、と荒い呼吸を繰り返しながら、カキョウインはジョウタロウの性器を奥まで受け入れていく。処女特有のぎゅうぎゅうと絞り上げるようなきつい締め付けに、ジョウタロウはひどく興奮した。

 

「あ、は……あ、あ、おく、きてる……ひ、ひんっ」

 

ずっぷりと奥まで埋め込んだ後に、ゆさゆさと揺さぶってやると、カキョウインは可愛らしい声をあげて応える。最初はカキョウインを気遣ってゆっくりと腰を振っていたジョウタロウだったが、カキョウインの果実のような甘い香りと、気持ちよさそうな嬌声に、段々と我を忘れて激しく腰を打ち付けていた。

 

「ああ、あっ、あん♡ひゃんっ♡なにっ、これ、すごい、きもちっ♡あ、あんっ、おちんちん、ずぼずぼ、きもちっ♡」

 

はじめてなのに、とカキョウインは狼狽えた声を出し、ジョウタロウの律動に恍惚と喘ぎ、口の端からだらだらと唾液を零していた。ジョウタロウはそのあまりのいやらしさに、夢中になってカキョウインを攻め立てる。

 

「オラ、中に出すからなっ」

 

ちゃあんと孕めよ、とペニスを打ち込むと、カキョウインは必死に頷きながら、へこへこと腰を振った。

 

「うん、うんっ、ジョウタロウの、あかちゃん、うむからぁっ、あっ、あひっ、おねがい、はらませて……っ」

 

ああ、とカキョウインは切なげな声をあげ、大きく体を震わせながら、強烈な絶頂を迎えた。初めて味わう暴力的な快楽に、カキョウインはがくがく脚を痙攣させ、さっきまで牡を知らなかった粘膜は、精液をねだるように卑猥に蠢いた。ジョウタロウは目の眩むほどの快楽に背筋を震わせつつ、狂おしくうねるカキョウインの最奥に、奔流を叩きつける。

 

「あっ、あ〰︎〰︎〰︎〰︎♡ぼくのなか、いっぱい、せーしでてるっ、あついよお♡」

 

あかちゃんできちゃう、と繰り返しながら悶えるカキョウインの腰を押さえつけ、ジョウタロウは呪文のようにカキョウインの耳元で孕め、と繰り返した。大量の精液をたっぷりとカキョウインの中に注ぎ込んでやり、粘膜に擦り付けるようにペニスを動かすと、カキョウインは嬉しそうに声をあげた。

 

「あっ♡あっ♡すき、こうび、きもちい♡あ〰︎〰︎〰︎〰︎♡」

 

ぷしっ、と何度も潮をふきあげながら、芦毛のカキョウインはうっとりと牝の快楽に酔いしれていた。ジョウタロウは、優れた血統をもつ芦毛の処女が、自分の手によって淫らで美しい牝へと昇華したことにこの上ない満足感を覚えながら、今まさに自分の遺伝子が根付こうとしているカキョウインの腹を優しく撫でてやった。きっと子馬は芦毛のカキョウインや自分と同じように、連綿たる血統に続く、美しく気高い孤高の競走馬になるのだろう、とジョウタロウは思った。

 

おしまい

 

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